「少子化対策20年 なぜ止まらない?」猪口邦子氏 2026年9月15日(火)22:00〜プレミア公開

少子化対策

【Japan In-depthチャンネル】2026年9月15日(火)22:00〜 プレミア公開
「少子化対策20年 なぜ止まらない?」
ゲスト:猪口邦子 氏(自由民主党・参議院議員/初代少子化担当大臣)
聞き手:安倍宏行(Japan In-depth編集長)

2025年の出生数は67万1236人。10年連続で過去最少を更新し、合計特殊出生率は1.14と、こちらも過去最低となった。東京都の出生率は0.96で、3年連続の「1」割れである。婚姻数は2年続けてわずかに増えたが、出生数は減り続けている。

2005年、小泉内閣は初めて「少子化担当」の特命大臣を置いた。その年の出生数は106万人、出生率は当時の過去最低1.26だった。それから20年。担当大臣は歴代で入れ替わり、2023年にはこども家庭庁が発足、2026年度からは「子ども・子育て支援金」の徴収も始まった。政府が動かなかったわけではない。それでも数字は止まらない。何が足りなかったのか。

ゲストの猪口邦子氏は、その初代少子化担当大臣である。国際政治学者として上智大学教授、ジュネーブ軍縮会議日本政府代表部大使を務めたのち、2005年に衆議院議員に初当選、当選1回で入閣した。現在は千葉県選挙区選出の参議院議員(3期目)。20年前に少子化対策の「最初の設計図」を描いた当事者に、いま何が見えているのか。

20年間の対策は何が効き、何が効かなかったのか。現金給付か、働き方か、結婚か。「支援金」の負担を国民は納得するのか。そして、出生数が減り続けることを前提にした国づくりはあり得るのか。初代大臣の総括を、1時間、正面から聞く。

また、参議院環境委員長として、太陽光パネルなどのリサイクル問題、再エネ賦課金問題、さらには原子力発電のあり方なども聞く。

【タイムスタンプ】
00:00 導入・オープニング(参議院環境委員長室から)
00:20 初代少子化担当大臣から20年——小泉総理の指示は「V字回復」
02:59 何が効いたのか——まず現象の分析から
03:31 出産育児一時金を30万円から42万円へ、直接払いに
05:36 子どもの年齢順に並べ直した約20の政策、「小一の壁」と学童保育
07:37 その後なぜ下がったのか——予見できなかった構造変化
08:33 すべての母親が働く時代に必要なのは「時間」——選択的週休3日制
10:18 「才能シェア」——一人の才能を2か所で使う
11:46 「子どもの時代は良くなる」という希望と昭和の中間層
13:44 週1日、地方に才能を戻す
17:37 自由の最前線は「時間の自由」
18:53 こども家庭庁への注文、千葉県庁で週休3日を率先垂範
21:45 国がやるべき「たった一つの決定的な答え」——特別支援が必要な子と家族を徹底的に守る
25:40 所得制限と障害児支援の矛盾
26:55 家が狭くて結婚できない——住宅という壁
27:50 ベーシック・ヒューマン・ニーズと「シェルター」、小さく豊かに住まう
36:06 令和版文化住宅——カフェ・図書館・ジムのある街
40:31 環境政策の課題——エネルギー安全保障と原子力3割、人材の確保
43:52 原子力は国が責任を持つべきか——「国家の記憶」と南北戦争
49:30 ベースロード電源としての原発、再処理・IAEA査察、規制委員会
52:18 規制のための規制になっていないか——官僚的惰性と現場民主主義
58:55 プロフェッショナルの誇りと責任感
1:00:50 原子力行政への国の関与、官僚は世界を見に行け——「旅は最大の学問」
1:05:56 再エネ賦課金は廃止すべきか
1:06:46 浮体式風力と造船業の復活、EEZ活用
1:08:52 洋上で風力・太陽光・潮流の3電源、船ごと被災地へ
1:10:18 ペロブスカイトとヨウ素——千葉の資源、量産投資で負けるな
1:12:19 スタートアップと公共調達——「死の谷」とリスクを取る権力
1:16:01 環境委員長として——南極条約議定書の担保法と「環境緊急事態」
1:19:10 ヤード規制と希少金属のリサイクル、経済安全保障
1:21:33 「思想は法律に宿る」
1:24:15 エンディング

■ゲスト 猪口 邦子(いのぐち・くにこ)
自由民主党・参議院議員(千葉県選挙区)、当選3期。1952年千葉県市川市生まれ。上智大学卒業、米エール大学で政治学博士号(Ph.D.)取得。上智大学教授、防衛問題懇談会委員、行政改革会議委員を経て、2002年から2004年まで軍縮会議日本政府代表部特命全権大使(ジュネーブ)。2005年に衆議院議員初当選、第3次小泉改造内閣で内閣府特命担当大臣(少子化・男女共同参画)として初代少子化担当大臣を務めた。2010年に参議院議員初当選。参議院外交・安全保障に関する調査会長などを歴任。上智大学名誉教授。主な著書に『戦争と平和』『ポスト覇権システムと日本の選択』。

■MC 安倍 宏行(あべ・ひろゆき)
Japan In-depth編集長。1979年日産自動車入社、1992年フジテレビジョン入社。政治経済担当記者、ニューヨーク支局長、「ニュースJAPAN」キャスター兼経済部長、BSフジ「プライムニュース」解説キャスター・解説委員を歴任。2013年に独立しJapan In-depthを創刊、編集長に就任。2017年からエネルギーフロントライン(エネフロ)編集長も務める。

■Japan In-depth
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