少子化対策の変遷と2024年最新

少子化対策

少子化対策の全体像
ボクが見てきた日本の少子化対策は、1990年の「1.57ショック」以降に本格化したのだ。
1994年に策定されたエンゼルプランでは、雇用環境整備や保育所増設・延長保育が実施されたのだよ。
2001年の「仕事と子育て両立支援(待機児童ゼロ作戦)」や、2003年の次世代育成支援対策推進法・少子化社会対策基本法が制定されたことで、制度的基盤が整ったのだ。
2023年には子ども・子育て支援予算をGDP比3%相当(約兆円規模)で確保する目標が掲げられ、2024年10月には児童手当の所得制限が撤廃され、高校生まで支給対象が拡大されたのだよ。

関係者の動きと反応
国は高齢社会対策基本法(1995)や少子化社会対策基本法(2003)で地方自治体にも総合的な対策責務を課したのだ。
地方では、2013年度創設の地域少子化対策強化交付金で結婚・妊娠・出産・育児支援が財政的に後押しされたのだね。
企業側は2023年の育児・休業法で一定規模以上の事業主に男性育児休業取得率の公表義務が課され、2025年までに取得率を30%台に引き上げる政府目標が設定されたのだ。
男女共同参画世論調査によれば、社会全体の74.7%が「男性が優遇されている」と認識しており、政治分野では87.9%が同感なのだ。
一方で「男女平等」と答える人は全体で16.7%にとどまり、職場での平等感は25.8%だったのだよ。
育児・介護に男性が参加しやすくなるためには、上司や周囲の理解が必要と考える人が67.8%で最も多いのだ。

背景と今後の展望
統計が示すように、未婚化・晩婚化が出生率低下の7〜9割を占め、女性(25‑29歳)の未婚率は1970年の18.1%から2020年には65.8%に上昇したのだね。
経済不安も大きな要因で、明治安田生命調査では将来の収入不安が子ども数抑制の最大要因(34.6%)と回答されたのだ。
しかし、予算増加は子ども医療費無償化や保育サービス充実に向けられるものの、高齢者支出が社会支出の46.5%を占めるなど、支出構造の偏りが続いているのだ。
国立社会保障・人口問題研究所は2070年に高齢化率が38.7%に達し、老年潜在扶養指数が1.3になると予測しているのだよ。
このまま出生数が減少し続けば、人口減少は2080年以降に止まると見込まれるが、政府・こども家庭庁の予算確保と男性育休取得率30%台目標が制度的転換の鍵になるのだ。
将来に向けては、仕事・育児・介護の「切れ目ない」支援体制を国・自治体・企業が連携して強化し、長時間労働慣行の是正やテレワーク推進で勤務環境を整える必要があるのだ。
加えて、保育士処遇改善や民営保育所の質保証、結婚・出産支援の財政インセンティブ拡充(贈与非課税枠や医療費無償化拡大)が求められるのだね。

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