今回の構造を紐解く最大のきっかけは、「輸出における消費税の不正還付問題」です。
輸出事業では「仕入れ時に支払った消費税」が国から還付される仕組み(輸出免税)になっています。
しかしこれを悪用し、ペーパーカンパニーを使って架空の仕入れ高をでっち上げ、存在しない消費税の還付金だけを国庫から大量に騙し取る悪質スキームが横行していました。
仕入れ額をごまかして無限に還付金を抜き取られ続ければ、政府の金庫はひとたまりもありません。
だからこそ国は、批判を浴びてでも「T番号による一元管理」と「売り手・買い手の双方クロスチェック」を導入し、物理的に架空仕入れの還付申請をブロックする構造を作り上げたわけです。
単なる「計算の正確化」ではなく、「国庫の巨大な漏れ穴を物理的に塞ぐ防波堤」だったという視点で見ると、この制度の本当の姿が見えてきます。
音声:Voicevox


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