廃炉・汚染水・処理水対策関係閣僚等会議、ALPS処理水の処分に関する基本方針の着実な実行に向けた関係閣僚等会議(2025.8.26)

原発処理水

2025年8月26日(火) 廃炉・汚染水・処理水対策関係閣僚等会議、ALPS処理水の処分に関する基本方針の着実な実行に向けた関係閣僚等会議

令和7年8月26日、石破総理は、総理大臣官邸で第8回廃炉・汚染水・処理水対策関係閣僚等会議、第8回ALPS(多核種除去設備)処理水の処分に関する基本方針の着実な実行に向けた関係閣僚等会議に出席しました。

 会議では、ALPS処理水の処分に関する基本方針の実施状況と今後の対策の方向性等について議論が行われました。

 総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。

「ALPS処理水の海洋放出開始から2年が経過しました。
 本年6月には、中国による一部地域の水産物の輸入解禁など、一定の進展がありました。いまだ残る輸入規制の撤廃に向けて、引き続き政府一丸となって取り組んでいく必要があります。
 本日の会議において、『ALPS処理水の処分に関する基本方針』の実施状況を確認し、全87項目からなる『行動計画』を更新しました。
 『政府としてALPS処理水の処分が完了するまで全責任を持って取り組む』という方針の下、関係閣僚は、ALPS処理水の放出による不安・懸念の払拭に向け、安全確保、科学的根拠に基づく情報発信、水産業支援など、必要な対策を着実に実施してください。
 長期にわたる廃炉作業を着実に進めていくためには、作業員の皆様や周辺環境の安全確保に万全を期すとともに、新たな技術を導入し、これを活用する人材の育成やスタートアップの創出、現場の視察機会の拡大を通じた情報発信など、『地域との共生』に向けた取組を更に進めていくことが必要です。
 関係閣僚は、住民の安全・安心な帰還の促進に向け、国際機関の協力も得ながら、国・関係機関が一丸となって取り組んでください。
 東京電力は、原子力損害賠償・廃炉等支援機構とともに、こうした取組に加え、福島への責任を果たすため、廃炉や賠償に不可欠となる持続的で安定的な資金確保と人的体制の整備に万全を尽くしてください。あわせて、今後の本格的な燃料デブリの取り出しに向けた工法の更なる具体化を進めてください。
 『福島の復興なくして、東北の復興なし。東北の復興なくして、日本の再生なし。』
全閣僚が復興大臣であるという思いの下、国が前面に立ち、福島第一原子力発電所の安全かつ着実な廃炉と福島の復興に取り組んでください。以上でございます。」

出典(一部編集あります)令和7年8月26日 廃炉・汚染水・処理水対策関係閣僚等会議、ALPS処理水の処分に関する基本方針の着実な実行に向けた関係閣僚等会議 | 総理の一日 | 首相官邸ホームページ https://www.kantei.go.jp/jp/103/actions/202508/26hairo_alps.html

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