性加害問題に揺れるジャニーズ事務所に対し、ヒアリングを行ってきた国連の専門家が4日に会見を開き、事務所の対応などについて指摘しました。
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https://news.ntv.co.jp/category/society/955db0aa78e94035aca838ec5d265315
その会見を真剣に見つめていたのは、7月に7人で結成されたジャニーズ性加害問題当事者の会のメンバーです。今回、被害者として国連からのヒアリングを受けてきました。
ヒアリングは事務所と被害者の双方に行われました。明らかになったポイントは3つです。
1つめは、被害者との面談で疑惑が明らかになったということです。
国連の専門家
「ジャニーズ事務所のタレントが被害にあったセクシュアルハラスメントでは、被害者と面談し、同社のタレント数百人が性的搾取と虐待に巻き込まれるという驚くべき疑惑が明らかになりました」
2つめは、特別チームの調査に疑念があるということです。
国連の専門家
「証言によると、ジャニーズ事務所の特別チームによる調査は、透明性と正当性に疑念が残っている」
ジャニーズ事務所が設置した第三者による再発防止特別チームは、再発防止策を提言するために検証や調査を行っていますが、証言によると疑念が残るといいます。
そして、3つめは、事務所の相談窓口の対応が不十分との報告があるということです。
国連の専門家
「ジャニーズ事務所のメンタルケア相談室の被害者への対応は不十分だとする報告がある」
現在、所属したことがある全てのタレントを対象に、外部の心のケア相談窓口を設置しているジャニーズ事務所。その対応が不十分だという報告があったといいます。
会見を見て、涙を流し、喜んだ当事者の会のメンバー。その理由は…
ジャニーズ性加害問題当事者の会 平本淳也代表(57)
「ただ大きな一歩。とてつもない大きな一歩」
元ジャニーズJr. 二本樹顕理さん(39)
「非常に強い口調で“ジャニーズ事務所を名指し”で指摘して、切り込んでくださったと思う」
元ジャニーズJr.の二本樹顕理さんは、入所して間もない13歳の時、ジャニー喜多川前社長から性被害にあったといいます。
長い間続いたという性被害の苦しみ。4日、国連の会見を前に語っていたのは…
元ジャニーズJr. 二本樹顕理さん(39)
「今は少しずつ解決の糸口もあるのではないかという希望も見え始めているので、鼓舞されて進んでいるような感じ。今がその時と考えるしかない。できる限りのことをやっていきたい」
今回の国連の会見をどう受け止めたのでしょうか。
元ジャニーズJr. 二本樹顕理さん(39)
「本当に国際的な評価がジャニーズ事務所に対して下ったと感じる。(今後)私たち被害者に対して、どのような対応をしてくれるのか、注視していきたいと思う」
ジャニーズ事務所は4日午後5時前にホームページを更新。8月末頃に特別チームの再発防止策の提言を受ける見通しで、その後、会見を開き、今後の取り組みなどについて説明するとしています。
(2023年8月4日放送「news every.」より)
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