STOP!インボイスの歌

インボイス制度

STOP!インボイス の応援歌です(転載・流用フリー)

インボイスは消費税の仕組みのひとつです。
消費税は名前に反して、事業者さんが自分の売上の税金Aから、仕入先さんの売上の税金Bを差し引いて(控除して)納める『控除付き売上税』です。
なので、Bが分からないと税金が納められません。そのBを伝えるのがインボイスという「税率と税額を記載した取引伝票」です。当然、仕入先さんが発行します。

欧州等では昔からインボイスで税額を伝えていますが、日本には取引を記録する「帳簿」があったので、事業者さんが帳簿から、自分の売上と仕入先さんからの購入額(仕入先さんの売上)を集計して、それに税率を掛けてAとBを算出していました。とっても合理的ですよね。

ところが、帳簿方式にはひとつ問題点がありました。それは小規模・零細の免税事業者さんの存在です。免税事業者さんは「消費税の課税対象者ではない」ので、免税事業者さんの売上に「消費税は存在しない」のです(0円ですらありません)。
したがって、免税事業者さんから仕入れた課税事業者さんは、Bが無いのでAを丸ごと納めなければなりません。そうすると、免税事業者さんは取引から排除されてしまいます。
幸いなことに、帳簿方式では取引伝票に「課税事業者か免税事業者か」の区分が無いので、消費税導入時に政府は「仕入先が免税事業者でも気にせず、税金Bを計算して良いよ」としてくれました(消費税法基本通達11-1-3)。
これにより、免税事業者さんは取引から排除されず、課税事業者さんもAからBを差し引けるという、双方に「優しい」運用がされていたのです。

それを破壊したのが2023年10月1日「インボイス制度」の導入で、仕入先さん発行のインボイスが無いと、Bを差し引けなくなりました。消費税の課税対象者ではない免税事業者さんは「税率と税額を記載した取引伝票」のインボイスが発行できません。こうして、免税事業者さんから仕入れた課税事業者さんはAを丸ごと納めなければならなくなりました。つまりB分の「増税」です。

増税なので、誰かがその分を「金銭負担」しなければなりません。
(1)免税事業者さんにインボイスを発行できる課税事業者になってもらう
  消費税を納めなければならず、年収(粗利)の1か月分以上が吹き飛ぶ→廃業
(2)課税事業者さんが自分で負担する
  利益がB分、減少して経営が苦しくなる
  インボイス対応の事務工数が爆増(インボイス番号が正しいか、記載事項に
  漏れが無いか等の確認は『買手』側の責任)して、更に経営が圧迫→廃業
(3)商品を値上げする
  消費者の支出が増えて、家計が苦しくなる
インボイス制度の導入は、財務省以外、誰も得をしません。

だから「STOP!インボイス」の声を上げることが、とても大切なんです。
オンライン署名 https://chng.it/XCcGspqy5b
ブログ「ヨウイチとウサコの常識がひっくり返る消費税」
第2部「インボイス制度編」第8~11回(11回でオンライン署名の方法を説明しています)
https://www.mitsumori-yoichi.com/shohizei/category/invoice/

ぜひ、皆様のご協力と拡散をよろしくお願い致します。

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