#4724 所沢市職員のマイナンバー不正、親族ら40人以上を扶養家族に…所得控除で不正に215万円を得たか 2025.8.3.

マイナンバー制度

所沢市職員のマイナンバー不正、親族ら40人以上を扶養家族に…所得控除で不正に215万円を得たか

読売新聞 2025年07月31日 11時50分

読売新聞

 公務員の立場を悪用し、親族の個人番号(マイナンバー)を不正に入手していた事件で、埼玉県警は31日、虚偽の申請書で親族の戸籍謄本を他の自治体から取り寄せたなどとして、埼玉県所沢市職員の男(31)(東京都八王子市)を虚偽有印公文書作成・同行使などの容疑で再逮捕した。

 捜査関係者によると、男は2023年2月、親族の80歳代男性の戸籍謄本を職務で使うとする虚偽の書類を作成し、県外の市役所に郵送するなどした疑い。公文書を作成する役職で、市長印を押していた。県警は同様の手法で複数の自治体から親族の戸籍謄本を得ていたとみている。「マイナンバーの照会に必要な親族の正確な住所や生年月日を知りたかった」と供述し、容疑を認めているという。

 男は、戸籍謄本に記載された個人情報を市役所の住民基本台帳ネットワークシステム(住基ネット)に入力し、親族のマイナンバーを把握、親族の扶養状況を確認し、延べ40人以上を自身や妻の扶養家族として所沢市に申請していたという。市によると、所得税の控除などで約215万円を不正に得ていた。

 男はマイナンバー法違反容疑(職権乱用収集)で10日に逮捕された。

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