インボイス制度への対応から見えてきた一次産業のDX化:木材市売システムの成功事例

インボイス制度

U-12

東白製材協同組合 総務部 坂本 陽子 氏
プリマックス株式会社 システム開発課 課長 鈴木 睦 氏

東白製材協同組合について福島県東白川郡で原木(スギ、ヒノキ、アカマツなど)の流通を行っています。山林から切り出した木材を選別してまとめ、毎月2回の競売日を中心に、木材の入荷・管理から出品明細の作成などの準備と、開札後業者ごとの精算・請求処理までの業務を行っています。
本セッションでは、木材(原木)市売市場向けに Claris FileMaker で開発した「木材市売システム」について紹介します。ユーザとClarisパートナーが試行錯誤しながら業務フローの分析から仕様策定・運用・改善を繰り返し、システムの本稼働に至った経緯をお伝えします。また、業界特有の産業構造がネックとなり、制度の正確な理解に苦心したインボイス制度対応のための機能改修についてや、林野庁が推進するスマート林業や林業デジタル・イノベーション総合対策、一次産業(林業)のDX化に期待する効果と課題についてもお話しします。

セッションで学べること
・システム開発における上流/超上流工程のヒント(ステークホルダー、コミュニケーション、産業構・造や制度理解の重要性)
・林業のサプライチェーン

こんな方におすすめ
・一般的な販売管理とは異なる特定業種の設計工程に興味のある方
・特定業種の仕様策定や要件定義のポイントを知りたい方

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