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■原本&翻訳
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昨年に生まれた赤ちゃんの数が、初めて80万人を割る見通しだ。エンゼルプランや子ども・子育て応援プラン。政府は30年以上も少子化対策を打ち続けてきたが、うまくいかなかった。今度こそ本気だというが、どうか▼
去年(日本国内)的出生人口预计首次跌破80万。为应对少子化现象,政府30多年来持续推进“天使计划”、儿童及育儿援助计划等政策,但均未见明显成效。据说这次终于要严格落实了,结果又会如何呢?
少子化問題を語る際に必ず出てくるのが「1・57ショック」だ。一人の女性が生涯に産む子の数を示す合計特殊出生率が1989年に、それまで戦後最低だった66年の1・58を初めて下回った。この例外的に低かった66年は「丙午(ひのえうま)」で、私が生まれた年である▼
谈到少子化问题时,必然会提及“1.57危机”。平均一名育龄女性的生育人口指数,即总合生育率,在1989年首次跌破战后最低1966年1.58的记录。笔者正出生于此前格外低迷的1966(丙午)年。
出生率グラフでも1カ所だけ深い溝になっている。理由は、根拠のない迷信だ。民俗学者の今野圓輔(えんすけ)によると、60年に1度の丙午に生まれた女性は「七人の亭主を食う」とされたという(『日本迷信集』)▼
就是在出生率图表上,也只有丙午年一处的数据明显形成低谷,而这是无凭无据的迷信造成的。据民俗学家今野圆辅介绍,当时有种说法,六十年一度的丙午年出生的女性会“噬七夫”(《日本迷信集》)。
「丙午の女」である私からみればひどい言われようだが、個人的には嫌な思いをしたことはない。ひとつ前の明治時代は偏見に苦しんだ女性が多く、66年では「愚かな迷信に振り回されないように」と、新聞などが呼びかけた。それでも、出生数は前年比で25%も減った▼
这种迷信说法在笔者看来确实过分,但身为“丙午之女”,自身并未因此遭遇过不快。上一个丙午年正值明治时期,众多女性因此饱受偏见之苦,到了1966年,报刊媒体曾呼吁人们“不要被愚昧迷信蛊惑”。即便如此,出生人口还是较上一年锐减了25%。
89年の「ショック」後も子どもが減り続けるいま、経済支援や雇用の安定化、働き方改革などは不可欠だ。ただ、「リスキリング」や「130万円の壁」の議論では、女性は子育て役で労働力の穴埋めと見るような視線を感じる▼
从1989年“1.57危机”至今,出生儿的数量仍在持续减少。经济援助、稳定就业、劳动方式改革等措施必不可少。但在讨论“从业技能再教育”“年收130万日元壁垒”等问题时,笔者感到女性似乎被当作了育儿专员和填补劳动力市场空缺的人手。
次の丙午は3年後だ。この迷信を知らない世代も増えているだろう。でも、「内助の功」のような古い呪縛が、いまだに残っている気がしてならない。
三年后又是一个丙午年。不了解这一迷信说法的人也会越来越多吧。但笔者觉得,“贤内助”这样的古老魔咒,时至今日仍未破除。
■単語
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1. 割る「わる」
低于,不足。
【例句】「参加者は50人を割った。」
2. 下回る「したまわる」
低于。
【例句】「昨年の水準を下回る。」
3. 振り回す「ふりまわす」
挥舞;抡;摆布。
【例句】「三つの子供に振り回される。」
4. 穴埋め「あなうめ」
填空;填补。
【例句】「赤字を穴埋めする。」
5. 呪縛「じゅばく」
咒语;符咒。
【例句】「呪縛を解く。」
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