日本教職員組合(日教組)が札幌市で開催している教育研究全国集会(教研集会)の社会科研究分科会で、東京電力福島第1原発から放出される処理水を「汚染水」と表現する教材を使った授業実践例のリポートが発表されたことが27日、分かった、と産経新聞が報じました。
この季節、日教組の集会を肯定的に報じる朝日、東京などの左派紙に比べ、今年も異彩を放つ産経新聞。リポートの発表者は神奈川県の中学教員だそうです。学習指導要領なんて端から無視です。
海洋放出計画をめぐっては、国際原子力機関(IAEA)が「国際的な安全基準に合致」し、人や環境への影響は「無視できるほど」とする調査報告書を公表しました。中国の秦山原発(浙江省)などは福島第一原発の処理水の6・5倍の濃度のトリチウムを検出していますが、そんなことは彼らに関係ありません。「首相退任してほしい。責任をとれ!」という生徒の声もあったとか。恐るべき偏向教育です。
思えば、日教組は1970年代の槙枝元文委員長の時代は、北朝鮮ベッタリでした。1972年4月、金日成の生誕60周年に合わせて訪朝し、北朝鮮の教育制度を絶賛。1991年には北朝鮮から親善勲章1級を授与されています。
今でこそ組織率が20・1%に低迷し、教育界への影響力を年々低下させている日教組ですが、昭和33年には86・3%、1967年にも57・2%、1983年には51・1%もの高い加入率を誇っていました。全国の教職員の半数以上が加入する教職員組合のトップが訪朝して、独裁者に媚びを売る、何というおぞましい光景でしょうか。
今の瀧本司委員長の出身母体、北海道教職員組合(北教組)も日教組の中心的な組織といっても過言ではありません。過去には2010年に民主党の小林千代美衆院議員の選挙費用として北教組から1600万円が渡っていたとして、政治資金規正法違反容疑で北教組幹部が札幌地検に逮捕される事件もありました。2005年には滝川市で起きた小学校のいじめ自〇事件で、調査をしようとした北海道教育委員会に抵抗し、北教組の幹部が協力しないよう指示したという事件も明らかになっています。
全国の教職員には、政府批判も結構ですが、せめて事実に則った教育をして頂きたいものです。
日教組の教研集会始まる! 産経が「核汚染水を放出」と授業で教えた神奈川県の日教組所属の教職員のケースを報じる 相変わらずの偏向・日教組

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