2023年の下半期に話題となったニュースを振り返ると企業や政治家の不祥事が相次いだことが挙げられます。
【10月 故・ジャニー喜多川氏性加害問題】
芸能界では、ジャニーズ事務所の創業者、故ジャニー喜多川氏の性加害問題をイギリスの公共放送BBCが取り上げたことで大きな問題になりました。元所属タレントが相次いで当時の性被害について告白し、最終的にジャニーズ事務所が会見を開きました。これまで一貫して故・ジャニー喜多川氏の性加害について知らない、聞いたことはないと言う姿勢だったジュリー藤島社長は会見でこれまでの発言を翻し、「性加害はあったものと認識している」と口にしました。ジュリー藤島氏は社長を辞任し、ジャニーズ事務所は事実上解体。被害者に対する補償を行うスマイルアップ社とタレントの育成、マネジメントを行うスタートエンタテイメント社に分割し、再起を目指しています。
【12月ダイハツ安全装置の不正問題】
年末には軽自動車のダイハツの安全装置における大規模な不正が顕在化。第三者委員会が調査を行なった結果、4月のドアトリム不正・5月のポール側面衝突試験不正に加えて、新たに25の試験項目において、174個の不正行為があったことが判明しました。不正行為が確認された車種は、すでに生産を終了したものも含め、64車種・3エンジン(生産・開発中および生産終了車種の合計)となり、該当する車種の出荷停止などの対応に迫られています。
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