就任2カ月の宮下青森県知事に単独インタビュー② 「子どもたちを大切にする県でないとこの先ないですよ」 少子化対策と教育改革 結婚への支援を語る

少子化対策

8月29日で、就任から2カ月となった宮下知事。青森県政の重要課題について、28日からお伝えしています。29日は、少子化対策と教育改革です。

県内の合計特殊出生率を表したグラフです。年々減少する傾向にあり、2022年は1.24と、過去最低を更新しました。

一方、県内の婚姻数を表したグラフです。こちらも年々減っているのが分かります。この辺りの現状も踏まえ、少子化対策や教育について知事に話を聞きました。

子どもの数が減少する中、合計特殊出生率2以上に道筋をつけるという宮下知事。今後の施策について聞きました。

【藤原アナ】
「結婚応援フェスタも開催されましたけれども、結婚への支援という動きも出てきましたけれども、その辺りはどうですか」

【宮下知事】
「青森県は、意外と晩婚なんですね。だから結婚しない人と晩婚化の傾向にあって、だからまず結婚するというのを若い人たちに、結婚するいう人たちが増えないと、子どもの数は多分増えていかない」
「その辺りを考えると、まずやっぱり『結婚政策』というのは、すごく大事なんだなと思っています」

結婚から出産、そして育児。子育て費用の無償化だけでは、取り組みは不十分だとも言います。

【宮下知事】
「無償化も大事なんですけれど、無償化と同じくらい大事なのが、子どもをちゃんとサポートできる体制を、社会で構築していくと思うんです」
「本当に大切なことは、生まれたあとのことを、子どものお世話を社会的にどうしていくのかは、大事なポイントだと思うので、これから取り組んでいきたいと思います」

そして、子育てと密接に関わるのが教育。教育現場の課題を探るため、28日から全教職員と保護者を対象に、今までにない自由記述式でのアンケート調査を始めました。

【宮下知事】
「ダイレクトに、教育委員会や私のところに届く意見になるし、それは全部公開しますので、もちろん匿名でAIが分析して」
「そこに、恐らく青森県の教育の課題がすべて、現場の課題がすべて出てくるんだと思ってますから、そのマッピングを中心に議論を進めていくと、現場も納得感のある形で子どもたちの未来が保障される、ということになってくると思います」

そのうえで、子どもが主役になる県政運営を目指すと将来のビジョンを語りました。

【宮下知事】
「やっぱり、子どもたちを大切にする県でないと、まあこの先ないですよ。青森県の未来をつくっていくのは子どもたちですし、子どもたちをどう育てるかは、県も市町村も親御さんたちも、あらゆる団体もそこに大きくフォーカスして、これからは県政運営していきたいと思いますね」

コメント

タイトルとURLをコピーしました