宮崎県は、マイナンバーと療育手帳の情報のひも付けを誤ったケースが2300件余りあったと発表しました。
現時点で個人情報が漏えいするなどの影響はないとしています。
療育手帳は知的障害者に交付されるもので、県によりますと、2336人分の療育手帳の情報とマイナンバーのひも付けに誤りがあったということです。
このミスは、先月、厚生労働省からの通知を受け、県が点検する中で発覚。
本人の情報と別人の情報が重複してひも付けされていた人が2328人、別人の情報がひも付けされていた人が8人いたということです。療育手帳の情報とマイナンバーのひも付け作業は、障がい福祉課の職員1人が担当し、去年10月に作業をした際、誤ったデータを登録。
その後、修正した情報を登録し直しましたが、誤ったデータが削除されていなかったことが原因だということです。
このミスにより、去年10月28日から今月8日までのおよそ8か月間、マイナポータルで別の人の療育手帳番号や、障害の程度といった情報が閲覧できる状態になっていました。
ただ、県では、マイナンバーや名前などは閲覧できないため、個人が特定される情報の流出は確認されていないとしています。
県は、今月8日から情報連携を停止し、現在、「マイナポータル」で手帳の情報を閲覧できないようにしています。
(宮崎県障がい福祉課 佐藤雅宏課長)
「マイナンバー制度の信頼を結果的に損なう結果となった。組織的にチェック体制や確認作業の体制を強化して再発防止に努めたい」
県は今後、およそ6000人分の点検や別の障害者手帳とのひも付けについても点検を進めることにしています。
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https://newsdig.tbs.co.jp/articles/mrt/599172
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